0507
食べるたびにボロボロと溢れ、手や服や床を汚しては疎ましく思われるパン屑のようなわたしの人生 わたしの押し付けにも似た愛は受け入れられない 底に穴の空いた鍋のように蓋をあけると空っぽなのを見透かされてしまった 訳あり大特価セールでも余るような、きっと道端に落ちているタバコの吸い殻の方が価値がある、先月のカレンダーの切れ端の方が価値があるのにまるでそれ等より優勢だという思い上がりが首を絞める
やたらと重い鞄の中には爆弾は詰まっていないしいきなりダンプカーが突っ込んでくることもない、きっと誰かに死ねと毎日言われているのに死ぬ勇気もない意気地無し